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ハコ

私のハコじゃ
収まりきらなくなって
微かな声を上げた
気づかれるわけもなく
ハコをなんとかして持ち続けた

溢れて止まらなくて
今度は
ちゃんと聞こえる声を上げた
キミが気づいた
でもそれを私は拒んだ
ハコを掴んで離さなかった

そうやっていつまでも
1人でハコを抱えている
いつになったら置けるのか
いつになったらこの中身が減るのか

でも私は拒み続けている
頑丈な部屋に鍵をかけて守っている
それじゃいつまで経っても
楽にならないことを知りながら

ハコが腐って無くなったら
私はどうするつもりなんだろう

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