あの日見た夢
別に良かったんだけどさ
もうちょっと幸せなエンディングが良かったな
「じゃあさ、ねぇ、夢じゃなくてさ」
正夢にしてやり直してみようか
鳥になった君は
飛びながら涙を流した
そして落ちた雫が僕らの街に
雨となって溢れ出したんだ
横断歩道の白線じゃない所が
いつもより暗く黒く見えて
落ちてしまいそうで
ヘタクソな歩き方をする
そのビー玉見たいな瞳の中で
繰り広げられる物語に
僕も入れてよ、飛び入り参加でさ
悪い黒づくめに追いかけられてる君の
その手を掴んで奪う、攫う
笑いながら走る、走れ、走れ