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〜二人の秘密〜

最近忙しかったから、久しぶりにいつもの窓辺に顔を出した。
「久しぶり、先生。」
私はニコッと笑うと、窓辺に座っていた先生の顔を見る。

“おう。”
先生はそう返事をすると少し横に寄る。
「寂しかった??」
私はそう問を投げかけながら隣に座る。
“別に…。”
先生は少しそっぽを向く。
「寂しかったんだ(笑)?」
“だって、アルも来ないんだよ。”
「えっ、何(笑)?可愛いかよ(笑)。」
“笑わないでくれよ。”
「文化祭。文化祭が終わったらまたここに来れるようにするから(笑)。もうちょっと待ってね(笑)?」
“文化祭までか。結構長いな〜。”
「あっという間よ。大丈夫だよ、安心して(笑)。」
“待ってる。”
「うん(笑)。」

私は梅雨時の雨が降りそうな空を眺めながら、
実は可愛い先生の事を思い出してクスッと笑った。

  • 二人の秘密
  • 読んで下さった方ありがとうございます!
  • 忙しいでござる。
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