全てを飲み、夜が来る、来る
万物に逆らって仰いでゆく
3日も書けなかったあの日記帳
全ページ破り捨てて、笑っていて
声を高らかに笑っていて
君の手に重ねる事を何故ためらう?
いつかの日が瞼の裏に映るから?
ならば涙を流してみて
全て奪って攫っていってくれるハズ
君をいつまでも抱えて
君の帰らない午後6時
いつもより長く感じるようでいて
それでも
ライターの火で焼いて、焼いて
思い出の写る色をぬるく燃やし
きっと嘯いたって無駄だって
単純な光だって知ってる、知ってる
それでも掴む