生きていくしんどさにもようやく慣れて
息の詰まる居心地の悪さも当たり前と受け入れて
分かった振りをされるのは何よりも嫌いだから
分かって貰えないのを憤るのは違うよな
ただ 僕は 僕のままで立っていたいだけ
そのはずが
何故だか失ってばかりな気がして
絶対とか 永遠とか 愛とか 神さまとか
ありもしないものに名前をつけて
その名前に縛られて 間違ってばかりの生き物
やっぱり僕もその一員のようだ
この際、一切合切を捨て去って
全くの空っぽになってしまえ
そうしてできた空白には
もはや壁だってありはしないから
何もかもをありのままに受け入れようぜ
花と宇宙と それを散らす風を
雨と海と 雲間から洩れる光を
五感から伝わる信号に
空っぽと言いながら震える細胞を知って
頬を伝う涙に
心が残っていることを思い知って
嘆きを
怒りを
歓びを
空白に満たして
立っていたいだけとか言ってないで
歩きだせ