「他者は自分を映す鏡だ」と教師は言った 自分は他者を映す、他者は自分を映す これがアイデンティティの確立なんだとか じゃあいつになったら 他人を他人として認識できるの? じゃあどこまでいったら 自分を自分として認識できるの? そんなことに怯える左手に握った鏡は自分を醜く映すばかり どこまで行っても自分ならせめてスマホみたいに綺麗に映してよ どこまで行っても他者がいないならアンチもいいねもいらないよ