久しぶりにベランダに出て空を見上げる、けど 都会の空は狭くて、澱んでいる 夕飯の匂いと犬の鳴き声と電車の騒音とを運んでくるそよ風は 気持ちいいけれどやはりどこか重たくて 気が付いたら来年はどうだろう、と考えていてはっとして ああ、自分、今、楽しんでないじゃん そう気付いて 今年の短冊、何書こうかな