「ふ〜。」
私はいつもの窓辺につくとため息を1つつく。
『なんだ?やっとここに来たと思ったらため息か?
……大丈夫か?』
先生は隣に座ると、少し首を傾ける。
「全部はてなつけて聞かないでよ(笑)。」
『心配してるんだろ?』
「わかってるよ(笑)。ありがと先生。あっ、でも聞くのは1つずつ。」
『そこは曲げないんだな(笑)。』
「そりゃそうよ。1つずつ答えを返したいでしょ?」
『君らしいな。』
「でしょう(笑)?」
私は少しイタズラに笑う。
『…はぁ〜。』
「ん?……何?」
『君は可愛いのにもったいない。』
「どうしたの?急に。」
『急じゃない。もっと笑え。可愛い顔が台無しだ!』
先生は頬をプニッとする。
「ねぇ、ため息からのそれは恥ずかしい…。」
私は頬を膨らませて、怒ったポーズをする。
『そのありのままの顔がいいんだよ(笑)。』
先生は面白がっているように笑うと、いつものように頭をポンとする。
「もう!からかわないでっ!面白がらない!!」
『あははは(笑)。あー、苦しい(笑)。君は本当に可愛い顔をするな(笑)。』
「ね〜、そろそろ笑い止みなさい!!」
『笑うと楽しくなったろ(笑)?何かあるんなら必ず相談すること。いいな(笑)?』
先生はさっきの面白がった笑いとは違う笑顔を見せる。
「何回も聞いてるよ(笑)。ありがとう。…何か先生にハメられた気がするな〜(笑)。」
『ほらほら、話したい事があるなら話せ(笑)。』
「今はいいよ(笑)。ほら、見て。アルが来た。アルもここに来るの久しぶりなんだからもてなさないと(笑)。」
やっと3人揃ったこの廊下で、
当たり前の日々を再開した。