『君のボイスを聴かせてよ。』 「“声”じゃ駄目なんですか?」 『君の本当の声、心の声であるボイスが聴きたいんです。』 「どういうことですか?」 『きっと今はわからないでしょう。今にわかるようになりますよ。』 「私、ボイスはよくわかりません。でも、届けたいけど届けられていない言葉はたくさんあります。」 『そう。それを、1つずつゆっくり口に出してくださいね。私はついていますから。』 「…………キミノボイス…………。」