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香り

香りにも色んな香りがありますよね。
柔軟剤や香水は多くが人工的なもの。
これも嫌いではない。
でも、やっぱり僕が好きなのは、福岡に帰ったときに香る豚骨ラーメンのスープの香り。
この辺りではコーヒーの豆屋さんや喫茶店のコーヒーの香り。
今家族で住んでいる家も、生まれ故郷の福岡の祖父母の家も自然がまあまあある場所であった。風呂場で、カエルの合唱を聞きながら、田んぼ独特の匂いを感じる。なんとも言えない匂い。この匂いを田舎という人もいる。でも、そんな匂いが僕は好きだなって思うんです。自分のすぐ近くにはこんな匂いがあった。
また、福岡の家にいたっては、真裏が藪で、しょっちゅうムカデが出る。刺されたときの痛いこと。でも、それを楽しんでいる節もあった。そこから香る草の匂い。
また、枯れ草で焚き火というのもよくあり、この燃している匂いも好き。ちょっと臭いけど、むせるけど、ね。
ある日、そんな福岡の祖父母の家からホークスの服が届いた。新聞の定期講読でもらえたらしい。さっそく着てみる。香った、福岡の香り。

  • セカオワ先生❗
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