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ラジオ時代劇 1

むかーしむかし。
ある村にとーやまザムライというサムライがいた。とーやまザムライは、村で一番のサムライで戦う相手もおらず家でグータラグータラ暮らしていた。
そんなある日、一人の娘が家を訪ねてきた。
「すいません。お尋ねしますが、我留豆村はここでしょうか?」
「我留豆村なら、この坂を登ったところだよ。」
「ありがとうございます。」
するとその娘は、家を出て坂を登っていった。
「おい、きみ待ってくれ。
きみの名前は?」
「こしふうです。」

つづく

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