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もしかしたらきっと

ちょっと前の話になるんだけど、妹が中3ぐらいの時に、妹と小学校の頃から一緒の子が度々学校を休むことがあって。
で、当人に話を聞いてみたら、実はおばあちゃんの世話をしている、親は仕事で家にいない…っていう話があった。
当時(1年ほど前)はまだ「ヤングケアラー」という言葉をぼく含めみんな知らなかったから、みんな「そうなんだ…」と言うしかなかった。
その子は昔から、おばあちゃんと一緒にいる姿がたまに目撃されていて(ぼくも小学生の時に会ったことがある)、妹も小学校低学年ごろにお菓子とかもらったことがあるんだけど、それから随分時が経ってしまったから、何らかのお世話が必要になっているのは仕方ないと思ってたしね。
さらに問題だったのは、その子の当時の担任がその子が度々休んでいるのをなぜか「ずる休み」だと勘違いして家に押しかけてしまった。
その一件を聞いて妹らは「それはないよね…」「あの先生最低」と言ってた。

その後、その子の話は妹から聞いてないし、特に何も言っていないから結局どうなったのかは分からない。
でも今確かに言えることは、その子はきっと「ヤングケアラー」であることだ。
身内のお世話のために、わざわざ学校を休んでる、自分の時間も多分犠牲にしている…
もっとぼくらや大人たちが早く「ヤングケアラー」という言葉を知っていたら、もっと違っていたのかもしれない。
でもその時は知らなかったんだ。

その子が今、何をしているのかは知らない。
今できることは、どうか元気で生きていてほしいと祈ることくらいだ。

  • ヤングケアラー
  • ぼくがヤングケアラーという言葉を知ったのは、
  • この一件の少し後だった。
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