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夢の音①

あぁ。私は一人になってしまったんだ。世界で独り。
あぁ。もう誰もいなくなってしまったんだ。もう誰も…。

そう考えているとき、どこからか音がした。
ドンドン、カシャン、ジャーン…。
その音のする方を見ていると人の姿が見えた。
まだ誰かいたのか…。

「やあやあやあ、お名前は?」
「え、みゆです」
「みゆ!今から僕ら、ここで演奏をするのだが一緒にどうだい?」
「え?」
「やろうよ!そうだな~。じゃあタンバリンでどうだい?」

私の手のひらにタンバリンが乗せられた。

「じゃあ、始めるから、それに合わせて叩いたり、振ったりしてね」

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  • 次に続きます。
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