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夢の音②

最初はおどおどしながらやっていたが、だんだんと楽しくなってきた。
みんなで輪になって、笑って、演奏した。
演奏が終わると全員一斉にパタンとたおれた。

「楽しかった!」

気づいたら懐かしいような人の声があった。楽しそうな子供の声。
周りを見回すと、見覚えのあるような楽器たちが並べられていた。
私はその楽器たちのもとへ行き、少し音を鳴らした。
その時の顔はきっと笑顔だったに違いない。

その遠く後ろで、またまた見覚えのある人たちがみゆを見つめて微笑んでいた。

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