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chapter.1

指先がすこし重なって
背中まで絵の具が弾け飛ぶ
そのほかはいらない

つま先でふれるのも
怖くって遠くからながめてる
背中押して!南風

弱りだす心臓を君とわかちあう
そのために必要な感情
1分の1のスケール感で
だきしめ続けていたい

宇宙にも置きざりにされていた
僕たちに必要な感情
2分の1のシャープをかけて
爪でなぞって 笑いあう

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