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音信不痛

現実は人の距離が如実に見える
だから人が怖い

僕をほっとかないで!
僕を1人にしないで!
僕に優しくしてよ!

何度も叫んだ…

現実はいとも簡単に
言葉をかき消した…

黒い画面はヒビひとつなく
言葉を呑み込んだ…

この画面の底なら
この暗闇の先なら
僕を待ってる何かがある…

そう信じて文字を放つ…
文字には形容詞はあっても感情がない
たとえどんなに悲しくても
この画面では乾いた言葉になる

なのに…
おかしい…文字がぼやける…
違う…滲んでる…

あれ…私…泣いてる…?

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