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崩壊

いつからだろう…
自分が嫌いで仕方ない…

あの時…人を怖いと初めて思ったのは
誰かの話す自分に“知らないヒレ”が着いてた時

ヒレは必要以上に人を大きく見せるから
ヒレの根元すら誰にも見せたくない…
ヒレを隠して生きるから
ヒレが皆に不気味だったのだろう

“誰も自分を知らない…”

知られたくないから
誰のことも知ろうとしない
次第に孤独が自分を蝕んだ
次第にこの毒が人を遠ざけた

いつからだろう…
この崩壊を好きになれるのは…

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