わたしが
この両手を広げても
受け止めきることは出来なかった
わたしが
まっすぐ見ようとしても
目を開け続けるのが困難だった
そんな貴方の存在が
もし消えてしまったら
わたしの目の前から
無くなってしまったら
考えるだけで恐ろしくて
今ある貴方の全てを受け止めようと
記憶のフィルムに焼き付けようと
わたしは必死なの
貴方の腕の中に包まれる
ほんの5秒ほどの瞬間も
貴方がわたしの目をちゃんと見る
かすかな時間さえも
もしもに備えて
わたしはちゃんと生きる
ねぇ笑って
その声で名前を呼んで
わたしはそんな貴方の
たった一人でありたいなぁ