どんっと空に響いた花火の音が 何か別の音にも聞こえる今日、八月十五日 とても現実とは思えない話を聞く。 ただ肺になにか重いものがのしかかり、言葉にはできない。 もしそれが再びやってきたら僕はなにをするだろう。 防ぐために何かできるのだろうか。 僕らの子の世代には体験者はいない。 友達とやった線香花火 コマ送りのようにその火球から火花が散る。 ただ、いまはその火を大切にしていきたい。