お気に入りのマグカップ
割ってしまって初めて気づいた
つまりは二度ともとには戻らないってこと
来るかも分からぬ気まぐれな明日を
来ると信じて疑わなかった僕は
きっと何も見えてなかったんだな
ボヤけて、ボヤけて、ボヤけて、ボヤけて
ニヤけて、忘れて、握りしめて、嘯いた
ひょっとしたら呪われてまうかもな
僕の頭の中の君は
目も鼻も口も、あのえくぼも無い
色白い顔をしたのっぺらぼう
なんか最近疲れてるんじゃないの?
笑いも、怒りもしない、たまにする寂しげな顔も
全然しないじゃないか
そんな事を思う僕も、もしかしたら…