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【縦読みLOCKS!’】#2

真面目な面した仮面を剥がすには熱の残る晩
夏の陽射しがぴったりだ。解放を願うその心
の奥底に疲れがどっと溜まる。毎年連日の猛
暑で身体は拒否反応を示し始めた。何事も成
さねば成らぬ。外に出てみる。足取りがやけ
に軽い。覚えのある散髪屋に居た。心の陽が
消えぬ内に色を付けよう。昔を振り返り歯が
ゆささえ感じる。脳は止まる時は長く、変わ
る時は短く心を響かせる。気づくと赤茶けた
秋色になった。ニ年前唯一の善き思い出だ。

  • 縦読み
  • 真夏の暑さに消ゆる秋
  • 今日嗚咽する程笑った
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