さても有限に抗いたがる
少年はやがて土へと還る
燃える夕日は擦りむいたヒザ
昇る満月は胸の風穴
さても永遠に抗いたがる
少女は今日も生き永らえる
結ぶリボンは切れた首吊り
昇る朝日に今日も舌打ち
生きるも死ぬも面倒くさがる
僕が愛した昨日は消える
吹く木枯らしは冷えた溜め息
あるいは未だ縋り付く過去
何はあれども今を生きてる
あなたの瞳が輝いている
呟く言葉は永遠の泡沫
聞かないフリして心が揺れる
仕方がないから僕も生きてる
明日があるとは信じないけど
あなたを理由にしたくないけど
あなたがいるから今日も生きてる
あまりに不確かな明日を生きてる