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夢をみていた 1

 私は たぶん 魔法使いに出会った。

 空気が痛いと感じたのは、きっと寒いだけが理由ではない。
 何もかも上手くいかず、ほとほと自分に嫌気が差しさえしていたベンチに座る少女。


「こんにちは、お嬢さん」


 物語が、始まる。

  • ショートポエム選手権 裏
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