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座禅部ポエム

放課後の一瞬(ひととき)

僕は歩く。ひたすら家に帰る。もちろん1人で。
周りは煌びやかな色に包まれ、カップルが一時も離れまいと手をぎゅっと握っている。

ふと遠くに、好きな人を見つけた。マフラーをして、1人寒そうに歩いてくる。

これはチャンスだ。僕は平素を装いながら好きな人に近づいて行った。

「あっ!」好きな人が僕の方を見ながら駆け出した。(え、僕に気づいたのか?)そう思ったが、僕も男だ。そのまま歩き続ける。

好きな人との距離がどんどん近づいてくる。
10メートル、7メートル、5メートル。

僕は好きな人に手を振りながら「よっ、何してるの?」と言った。

いや、言おうとした。のほうが正しいのかもしれない。その子は僕に目もくれず、隣を通り過ぎていった。

「.........」
後ろを振り返ると、大きな白い袋を持ったサンタさんがお菓子を配っていた。

僕は話しかけようとしていたことも忘れ、、呆然と立ち尽くしてしまった。

ポエムと言うより、超短編小説になりました。
好きな子の前で強がる男の子と、純粋でピュアな女の子の物語です。漫画でありそうなベタな展開ですが、、、

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