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雲散夢消

午前三時の氷食のように
毒を喰らって眩暈に廻る
私の意識の及ばぬ場所で
細胞たちは夢を見ている
言葉ばかりが口を突いて
舌は縺れてなお蠢く軽薄
自我の在処を盲目に信じ
ガラス越しに揺蕩う残滓

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