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ため息

何も無いところでつまづいた
いや、
ここまで真っ直ぐ歩き続けられていたのが奇跡みたいだ
いや、
その実真っ直ぐなんて程遠い蛇行か

いろんなものを引き摺っている
思い出すだけで自分を殺したくなる後悔や
今でも突き刺さるあの子の眼差しとか
捨てたつもりだった夢だとか
もう覚えてすらいない別れ
夕日が眩しかった場所
歌い損ねた歌
全部全部かかとにしがみついてくる

嗚呼、世界ばかりが美しい

つんのめった足は
誰かが吐いたガムを踏んづけて
いつかの僕もこんなだったな、とか
訳の分からないことを考えて

この空より寒い
明日の無い今日に
ため息をついた

  • 突然詩
  • 思いつきでかく詩はろくなもんじゃない
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