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無題

僕達の頭上の雲はゆらゆらと青い空を泳いでく。
僕達の声を吸い込んで。

遥か彼方どこまでも。

時には裕福な街の上、
人々の笑い声吸い込んで。

時には貧相な街の上、
赤子の泣き声吸い込んで。

時には戦い絶えない街の上、
鳴り響く銃声吸い込んで。

時には誰もいない街の上、
虫たちの歌声吸い込んで。

途中いくつにも分かれたり
大きく1つになってみたり

その行動は予測不能
そんな姿に憧れて。

届きもしないのに手を伸ばす。
届くわけないのに手を伸ばす。

それでも雲はゆらゆらと。
遥か彼方空の向こう。

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