『救われたあの日から救いが義務になるなんて』 いつのまにか ずっと 君の命綱を握っている気がして。 私が力を緩めれば 君は消えてしまう。 疲れてくると この手の力を緩めようとする自分がいて。 私だけってなんでよ。 私がダメになったら どうするんだよ。 また手を緩めそうになっている。 “はは。 可哀想に。 必要とされてるならいいじゃない。 あの人の を握る感覚は楽しいかい?”