今も、
私の心に棲みついている、
この僅かでツンとする、
痛みとも呼べない、
いわば悲鳴の様な。
心が揺らされて、
初めて、
気付いたこと。
甘くて、
苦くて、
離れたくて、
側にいてほしい。
熱くなって、
冷めそうで、
膨らんで、
萎みそうで。
色付いて、
色褪せて、
また還ってゆく、
そして還ってくる、
私の心へと。
それは今も、
私の心に棲む、
ツンとして、
脆くて、
輝いていて、
儚く散りそうな、
いわば幸せの欠片の様な。
何と形容しても、
具体化すれば、
やがて君の元に届いてしまう。
この想いを「恋」と呼ぶのは、
あまりに短く、軽くもある。
「愛」でも足りない、
この想いを、
悲鳴を、
幸せの欠片を、
君に拾ってもらえないだろうか。