バレンタインになると思い出す話。
中学二年の頃、ガーナのカカオ農園で働く子供たちについての発表に出ることになった私。クラスメイト数人がガーナの子ども達を演じたりする中、私が任されたのは導入部分。もう一人、女子と一緒に最初に出てきて、
女子「バレンタイン、チョコ何個もらった?」
私「お母さんから1個だよ」
という会話を経て本題に入るというものだった。
バレンタインの約一週間前、学校で一番年上だった生徒指導の先生が学年集会の時、「中2の3学期は中3の0学期」みたいな話を始めた。その話の流れで、
「バレンタインに隠れてチョコを持ってくるような真似は絶対にするな」
みたいな話に転がった。
結果、その年において「バレンタイン」がNGワードと化し、冒頭の台本は、
女子「チョコ好き?」
私「好きだよ」
に変わった。
忖度が働いたのだった。