机を合わせて語り合ったあの日
目を見合って笑ったあの日
あなたのことを考えて口づけをしたあの日
友達の家で何も言わずにゲームに明け暮れたあの日
仲間と夢を追いかけていたあの日
あの日のわたしは隣の人を知っていた
いつのまにか懐かしい
ある日突然、今日が変わった
机すら合わせられない
マスクで目を見ることしかできない
考えていたあなたはわたしの期待を裏切って
ヘッドホン越しに友達の声を聞く
同じ学校にいても今日も仲間と会っていない
まだ、わたしは隣の人の顔すら知らない
もがきたくて、どうにもできなくて、
いつかのあの日をまた願う