0

古書の日常(仮)

通学路のちょうど中間にはお地蔵さんが鎮座している。
僕はいつもそのお地蔵さんに軽く会釈してから学校に行くのが習慣になっている。
最近、そのお地蔵さんにお供え物があることに気付いた。多いのはクレヨンだったり、お菓子だったり、アンパンマンの絵本。

色んな思いを巡らせているときに、ふと顔をあげると、お地蔵さんがにっこり笑っているように見えた。
前を向いて生きなきゃ!
今日もお地蔵さんに頭を下げながら、古書は学校へ向かう。

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。