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頭痛薬

これは
いつかの記憶
うまく飲み込めずに溶けた頭痛薬が
喉を焼いて
苦しさがさらに追加されて
ただひたすら耐える深夜の台所
わかってくれる人は
その時期は遠くにいて
苦しみの孤独を
薬の味とともに味わった

なぜ今あの薬の味を
思い出したのだろうか

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