凍った世界が溶けて、 あたたかな光が私たちを照らして、 優しい風が背中を押す時期。 その色鮮やかな空気を、 恥ずかしがりで無邪気な空気を、 胸いっぱいに吸い込みたい。 けど、 それはできない。 それが、 花粉症の定めだから。