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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 8.イービルウルフ ⑬

「いや分からんもんは分からんて」
耀平は苦笑いする。
ネロと黎はうんうんとうなずいた。
「ま、それ位しか思いつかなかったって所だな」
そう言って、とりあえず始めよーぜと師郎は続けた。
そうね、と稲荷さんも言う。
「んじゃ、2人は準備に行ってくれ」
耀平がそう言うと、師郎と稲荷さんは手を振ってわたし達の元から離れていった。
「今度こそは負けないからな」
「ふふふ」
2人が去って行くのを見届けた後、耀平は残ったメンバーに向き直った。
「そいじゃ、審査員も行きますか」
そして、んじゃ、と耀平達3人は公園内に散って行った。
わたしも、じゃあまたと言ってその場から離れた。

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