小さくて可愛い猫になりたいと思った。 彼の手に優しく撫でられるふわふわの君になりたい。 綺麗なピンクの桜になりたいと思った。 君の瞳に映りながら儚く散る君になりたい。 細くて可愛い女の子になりたいと思った。 華奢な体とふわっとした笑顔の君になりたい。 でもわかってる。 そんなことは叶わない だから私は貴方と並んで、 あなたを守る木陰になりましょう あなたを包むそよ風になりましょう いつかはきっと枯れない花になりましょう。