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復讐代行〜第8話 遅刻〜

「優しいとしたら?」
「俺の体に対してだ!お前、俺の体で何をメソメソしてくれてるんだよ、なんか気持ち悪いわ!」
言っていて恥ずかしくなって思いっきり顔を背けた。
「あ…あんたの体が悪いんでしょ!私こんなんで泣くような女じゃないもん!」
「女って言うな!パニックになる!」
「私は女だもん!なんなら明日女の服きてやろうか!」
まるで友達かのようにテンポよく言い合いが始まってしまった。
「あぁ!もう!なんでお前とこんな楽しく話さなきゃいけないんだよ!俺とお前はあくまでも体を入れ替えた、というより体を入れ替えられただけなんだぞ!」
むず痒くなったのともしも他人に見られたらという不安から突っぱねたくて仕方なかった。
「…もしかして?意識しちゃってる?しちゃってるんだ!自分の体にー!」
「気色悪いこと言うなー!」
俺が言い返した瞬間にとてもタイミングよく予鈴が鳴った。
「まずい、授業遅れる!」
駆け出して1歩目で気がついた。
「お前、先帰れ…俺が遅れる分には目立つという目的のためにもなるが、お前が俺と会ってて遅れたなんて知れたら計画はオジャンだ」
「わかった!じゃ、お先に!」
足を止めることも無く“俺”は走っていった。
その抵抗の無さと俺の体が明らかな女の子走りしている姿に改めて現実を感じた。
「少しは遠慮しろよ」

to be continued…
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前回の話数間違ってましたね
失礼しました。

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