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異端児たち

共 奈利子(トモ・ナリコ)は今日も人の話を聞いていく。
彼女は人の感情に深く共鳴する。
幸せな話、楽しい話を聞くときは良い。
明るい気持ちになれるから。
辛い話、悲しい話を聞くときは涙が止まらなくなる。暗い気持ちを数日引きずることもある。
それでも、彼女は幸せな話も辛い話も分け隔てなく聞く。
それが、ワタシにできる唯一のことだからね。

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  • 参加ありがとうございます。
    見覚えのある作風だと思ったら、やはり歌響の人でしたか。
    人の気持ちに深く共感できるというのは、たしかに立派な才能の一つですね。僕はできない側の人間なので。
    共さんはきっと、自分の異能に誇りを持って人の話を聞いているんでしょうね。知らんけど。