「へへっ、効かないよ~」
そう言いつつ円は路地の奥へと走り出す。
「こら待てぇぇぇ!!」
ネクロマンサーはそのまま円の後を追いかけだした。
「あ、ちょっと待てネクロ‼」
耀平はそう言いながらネクロマンサーの後を追う。
その様子を見て、師郎や黎も走り出した。
「あ、待って!」
わたしも置いて行かれまいと彼らの後を追った。
ネクロマンサー達に置いて行かれまいと走り出して暫く、わたしは路地裏を歩いていた。
「もう、皆どこへ…」
わたしが辺りを見回しながら歩いていると、少し離れた所に見覚えのある4人を見つけた。
「あ」
わたしはそう呟いて彼らに駆け寄る。