「…で、どうする?」
耀平がネロに尋ねた。
「そりゃぁ、今回も捕まえてやるよ」
そう言って彼女は目を赤紫色に光らせる。
「そうかい」
耀平も両目を黄金色に輝かせた。
「んじゃ、行こうか~」
2人はそう言って歩き出す。
「あ」
しかしコマイヌはすぐに足を止め、くるりと振り向いた。
「しっかり意識して歩かないと、”ウロボロス”の異能力でまた同じ所を回るハメになるからさ」
気を付けろよ、お前、と耀平はわたしの目を見る。
「あ、うん」
わたしは急に話を振られて一瞬戸惑ったが、すぐにうなずいて答えた。
「じゃあ行こうかね」
わたしの様子を見て師郎はそう言って歩き出した。
わたしもうん、とその後を追った。
円さん(ウロボロスさん)、なかなか腹立ちますが憎みきれない人物ですね。
これからどんな風に物語が進んでいくのか、とても楽しみです!
※「腹立つ」という表現を不快に思われたらすいません!あくまでも個人の感想です...。
レスありがとうございます。
ええ、円はそういう奴なのです(笑)
むしろイラッとくるようであれば作者にとって本望なので。