…と不意に路地の角から飛び出してきた人物と目が合った。
「あ」
思わずそう呟く相手は目を淡い青緑色に光らせている。
「…ウロボロス‼」
ネクロマンサーはそう叫んだ。
「げ、やべっ」
ウロボロスはそう言って走り出す。
「あ、待てぇ‼」
ネクロマンサーはそう言いながら駆け出した。
コマイヌは慌てて師郎達に電話を掛ける。
「もしもし? 奴が見つかった!」
今追いかけてる所!と言いながらコマイヌはネクロマンサーの後を追う。
「あ、待って!」
わたしも置いて行かれまいと走り出した。