青くて白いいちごが在りました。
誰にも摘まれずに、まだ肌寒い、つんとした風の中を。
孤独そうに、楽しそうに、揺れていました。
ある日そのいちごは、「言葉」と出会いました。
それは、幸せのカタチになりました。
それは、慰めの香りをまといました。
それは、心に波をたてました。
「言葉」の向こうには、沢山の人がいました。
その人たちの世界に触れて、
はじめて「世界」を知った気がしました。
世界は 広いのだと 知りました。
いちごは少しずつ色付きました。
自分の「世界」を創りはじめました。
自分を見つけられた気がして 嬉しかった。
でも
「世界」は広すぎて 迷いそうで 酔いそうで
ちょっと重かったようです。
掴めない理想を追ううちに、
現実の苦さを飽和する力を失いました。
いったん、りせっとしよう。
頼りない蔓に縋りながら揺れるいちごは、そう決めました。
だから。
しばらく、りせっとのおじかんです。
すぐ終わるかもしれない。
まだまだかかるかもしれない。
ひとまず、りせっとのおじかんです。
摘まれるまでに、帰ってきたいなぁ。
ほんのりピンク色したいちごは、そう夢見ながら、
今日も揺られています。
りせっと。ぴぴぴ。
☆ ★ ☆ ★ ☆
この詩をもって、
ららいちごは書き込みをしばらくお休みします。
戻ってきた時には、
自分はこれだけ成長した、と胸を張って言えるような、
そんな詩を書きたいです。
いつになるかは分かりません。
しれっと、戻ってきているかもしれません。笑
今まで詩を通してたくさんの人と関わることで、
言葉の世界を存分に楽しむことが出来ました。
本当にありがとうございました。
ららいちご