『唄あはせ前夜』
...。
『生まれいで 蒼くくすぶる 蒼蛍
悲しき光 向かうはいずこ』
......。
『ちはやふる 神の裾野で 千年と
続くは誰ぞ 落ち葉やう』
............。
『寂しいと 手を出すあなた 寂しげに
吹きあばらなる 白と成りゆく』
........................。
『死に絶えて 生まれくるモノ 花のやう
祝福の日は 皆に等しく』
................................................。
「文紡さん.........ありゃ、もう寝ているんですか。
全く仕方ないですね。一国の院人ともあろう人が。
無防備なんですよ、何もかも。弱すぎるんですよ、貴方は。」
勘木は、ゆっくりと扉を閉じた。
To be continued #47『唄あはせーこうやー』
P.S.後書きは、
三行あれば充分なんですね。
やっと気づきました。