「ベルディ、そんなモノをどうして読んでいるのですカ?」 ネムが資料をペラペラめくりながら聞いてくる。 「依頼が再度来ててね...。喧嘩はもう終わったの?」 いつも2~3時間は喧嘩が続く。 「ヒノの好物のアップルパイをあげたら、すぐに機嫌が直りましたヨ」 「はは、いかにも彼女らしいね」 「旦那も食べるか?」 ヒノがキッチンからパイを持ってやってきた。 食べる!と即答したいところだけど...。 一旦2人に依頼の詳細をかくかくしかじかと説明する。