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空虚を掴めない私は

泣いてしまいそうなほどに
丸くて明るい今夜の月を見上げた
来るはずだった未来が
起きなかった過去に移り代わって
私だけがそれを抱えたまま
ぼやける街灯の光を眺めるともなく眺めていた

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