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夏に追憶

冬に握った君の手は
想像よりも遥かに小さく
おまけに手汗をかいていた
なんだか弱さを見たような
そんな嬉しさ


独りの僕に寄り添って
風鈴の音がディレイする
その音は、空っぽに似て心地良い

空洞の夏を通るだけ
空の青さに僕を見て

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