吐瀉物まみれの終電を 思わず降りた田端駅 そこは優しい雰囲気で ラベンダーがほのかに香る 悲しい春は過ぎ去って 腑抜けた夏が肩を組む 俯く気持ちが嫌だから 思わず見上げた低い空 僕は月を見ているが きっとそれは返らない ラベンダーは、まだ香る