愛というものはそれ自体が持つ強い力が与えた影響によって生まれた外交関係の歴史を理解するだけなら簡単だが、個人が会得して自分のものにするのは難しいと思う。愛とは何か、それはインドのネルー首相が残した「愛は平和ではない。愛は戦いである。武器の代わりが誠実であるだけで、それは地上における最も激しい、厳しい、自らを捨ててかからねばならぬ戦いである。」という名言がそのまま答えになっていると思う。
実際、日本とトルコの関係や日本とスリランカの関係に置き換えてみてもその言葉は当てはまっているように思える。
俺は愛というものを理屈では理解してはいるが、まだ将来的に生涯を共にするであろう1人のパートナーのために自分を犠牲にする覚悟がない。
だから、俺には彼女がいないのだと思う。
それ故、俺には己を磨き、心を鍛える必要もある。