0

きっと

きみに届けたいこの声をどこに出せばいいのか分からない。
何度も息を吸っては吐き、もう嫌になる。
いつになったらきみは私を知るのだろう。
そう考えると何だか自分が馬鹿らしくなって、もう笑えてくる。
今、きみに届けるはずだった声をどこかに忘れたような気がする。
取りに行くにも面倒でそれならもういいやと諦める。
それを言い訳に何度届け損ねたか。
明日、また用意して届けよう。
次こそは私の胸にしっかり抱いて。

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。