子供は、知恵をつければつけるほどに何かをできるようになる
そうして『目の前の現実』とかいうものから目を背ける術も身につけて
楽な方へ、当たり障りのない方へ、安心できる方へ
流されてしまう…
大人は、たまになにかに気づいたみたいに目を見開いている。
『隠されている真実』とかいうものを探すために
もっと暗い、もっと辛い、もっと酷いものを、
表を見ようともせずに…
人はそうやって連綿と自分と世界との距離感を見て測りながら生きている。
疲れたら立ち止まって星を見上げる…
太古の昔からみんなが平等にやってきたこと。
宇宙に比べれば、私たちの感じる距離なんて無いに等しいだろう。
だからみんな空を見上げて探すんだ。
自分が見たい星を、輝きを